コミニケーションとは、仕事の上でも、社会生活を営む上でも
一番重要な事項です。
現在はコミュニケーションといえば、line、ツイッター、facebook等の
SNSが全盛ですが、私は時代が変わろうとも、人対人のコミュニケーションは重要ですし、
なくなることはないと思っています。
コミュニケーションの原点は家族です。
例えば、朝起きたときに、家族に「おはよう!」と声を掛けますが、
これをSNSで行う人がいるでしょうか?
ビジネスの場でも、ある程度の情報交換はメール等で行いますが、
重要な内容の話や契約などは、当事者が直接会って行います。
重要な話をメールで済ませることはありません。
何故、人対人のコミュニケーションが重要かというと、
入手できる情報量が最大だということです。
仕事の話の他、相手の調子、健康状態等いろいろな情報が収集できるのです。
この情報を踏まえて最善の手を打てます。
ISOという国際規格でもコミュニケーションを非常に重要視しており、
この項の「内部及び外部のコミュニケ―ション」の他に「顧客とのコミュニケーションを良くしてください」という
要求があります。
国際的にもコミュニケーションが必要だと認識されています。
さて、この項の要求事項は
「組織は、次の事項を含む、品質マネジメントシステムに関連する内部及び外部のコミュニケーションを決定しなければならない。
a)コミュニケーションの内容
b)コミュニケーションの実施時期
c)コミュニケーションの対象者
d)コミュニケーションの方法
e)コミュニケーションを行う人」
この項はコミュニケーションを行う具体的な事項まで決めて、きちんとコミュニケーションをとってください。と要求しています。
なくしては、仕事ができません。
こういう話をすると「コミュニケーションがなくてもできる仕事があるよ」という人がいます。
「その仕事は何?」と聞くと「ソフトウェアの開発とかは、PCに向かっていればいいのでコミュニケーションが必要ない」といいます。
こういうことをいう人は、あまり社会を知らない人です。
ソフトウェアの開発はほとんどプロジェクトで行われます。メンバーはその進捗、方向性についてリーダーに報告し、今後の進め方に
ついても情報交換をしなければなりません。
ですから、ソフトウェア開発業務も密にコミュニケーションをとらなければ、納期までに顧客の要求を満たしたソフトはできません。