2019年07月04日

ISO9001 規格の説明 7.1.5 監視及び測定のための資源

ISO9001 規格の説明 7.1.5 監視及び測定のための資源

ここは、監視・測定機器の管理方法についての要求事項です。

「7.1.5.1 一般

要求事項に対する製品及びサービスの適合を検証するために監視または測定を用いる場合、

組織は結果が妥当で信頼ものであることを確実にするために必要な資源を明確にし提供しなければならない。

組織は用意した資源が次の事項を満たすことを確実にしなければならない。

a)実施する特定の種類の監視及び測定活動に対して適切である。

b)その目的に継続して合致することを確実にするために維持されている。

組織は、監視及び測定のための資源が目的と合致している証拠として

適切な文書化した情報を保持しなければならない。」

ここでは、監視・測定活動には、その活動にあった監視・測定機器を使ってください。といっています。

例えば、長さを測るなら、スケール、巻き尺、距離を測るならオートレベル 重さは、秤等です。

これをすぐに使えるように、定期点検、置き場の管理等をしなければなりません。

ここで記録が要求されていますので、測定機器一覧、測定機器台帳の様なものを

作っておけばいいと思います。

「7.1.5.2 測定のトレーサビリティ

測定のトレーサビリティが要求事項となっている場合、又は組織がそれを測定結果の妥当性に信頼を与えるのが

不可欠な要素とみなす場合には、測定機器は、次に事項を満たさなければならない。

a)定められた間隔で又は使用前に、国際計量標準又は国家計量標準に対してトレーサブルである計量標準に照らして校正若しくは検証、

又はそれらの両方を行う。そのような標準が存在しない場合には、校正又は検証に用いたよりどころを、文書化した情報として保持する。

b)それらの状態を明確にするために識別を行う。

c)校正の状態及びそれ以降の測定結果が無効となってしまうような調整、損傷又は劣化から保護する。

測定機器が意図した目的に適していないことが判明した場合、組織は、それまでに測定した結果の妥当性を損なうものであるか否かを明確に

し、必要に応じて、適切な処置をとらなければならない。」

まず、”トレーサビリティ”という言葉ですが、よく”履歴追跡性”と訳されます。

つまり、関連性の後追いが出来るようにしてください。ということです。

ここは、以下の2点に該当する場合は、国際、国家標準を用いた校正または検証をしてください。といっています。

@測定のトレーサビリティが要求事項となっている場合

A測定値の妥当性が保証されなければならない場合

よく行われるのが、外部の校正機関に出して、校正証明書とトレーサビリティ体系図をもらうことですが、

これは必須ではありませんので。あくまでも計量標準に対してトレーサブルに校正または検証ができていればOKです。

また、その測定機器が校正済だとわかるように識別をしてください。

そこを動かしてしまうと校正が無効になるような行為を行わないでください。

測定機器を保護、防護してください。と言っています。

「測定機器が意図した目的に適していないことが判明した場合」とは

測定機器が狂っていた場合のことです。

この場合にはそれまでにその測定機器で測定した結果が妥当であるかを確認し、

必要であれば、正確な測定機器で再測定を行ってください。といっています。

種々の業種では、測定値の妥当性が求められることが多いので、

それに使う測定機器は、定期的に校正しなければなりません。



posted by Mr.ISO at 08:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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