2023年03月17日

3月半ばは。

今週はお客様の審査立ち合いで、岩手県北上市と宮城県栗原市にいました。

日中は暖かいのですが、朝は寒いです。(気温3〜5℃くらい)

この時期は着るものに大変気を使います。

朝の寒さと昼の暖かさに対応できる服装をチョイスしなければなりません。

まだ、車での移動なので、コートとかはあっても問題ないのですが。

しかし3月になると空気の暖かさを感じます。
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2023年02月21日

情報セキュリティ

今日はお客様の情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001,ISMS)の審査立ち合いを行っています。

情報セキュリティは昨今セキュリティ事故が非常に多い、サイバー攻撃等で、情報セキュリティマネジメントシステムを

取り入れる企業は多いです。

これが10年以上前ですと、ローカルな地域で「そんなことはあるはずがない」「ここは大丈夫だ」といって、セキュリティの必要性を

わかってくれない企業が多かったです。確かに、その地域に悪いことをする人が100%いないと検証されればセキュリティは要りません。

しかし残念ながら、ある条件が整うと人はやってしまうのです。

ですからセキュリティは最終的には人に帰結します。ハード対策に数億円かけても、内部の人がその会社の情報資産とろうとしたら

できていまいます。ですから人の自覚、認識、悪意を考える状況を作りださないことが重要です。

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2023年02月19日

2月の雨

日曜日は毎週午前中にテニスをしています。今日は朝から雨でテニスは中止です。週一のテニスはいい運動になるので、残念です。しかしこの2月に雨とは暖かい証拠ですね。春近しです。
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2023年02月17日

もう2月中旬です。

今日は2023年2月17日です。コロナが発生してから4年目。

宮城県の感染者もようやく減少傾向にあります。

ビジネス界でも定常時の仕事状態にかなり戻ってきました。

今年はコロナを気にせずに思い切り仕事ができそうです。

健康に気を付け、食事、運動を根気よく行い、仕事に頑張りたいと

思います。
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2019年07月12日

ISO9001 規格の説明 7.4 コミュニケーション

ISO9001  7.4 コミュニケーション

コミニケーションとは、仕事の上でも、社会生活を営む上でも

一番重要な事項です。

現在はコミュニケーションといえば、line、ツイッター、facebook等の

SNSが全盛ですが、私は時代が変わろうとも、人対人のコミュニケーションは重要ですし、

なくなることはないと思っています。

コミュニケーションの原点は家族です。

例えば、朝起きたときに、家族に「おはよう!」と声を掛けますが、

これをSNSで行う人がいるでしょうか?

ビジネスの場でも、ある程度の情報交換はメール等で行いますが、

重要な内容の話や契約などは、当事者が直接会って行います。

重要な話をメールで済ませることはありません。

何故、人対人のコミュニケーションが重要かというと、

入手できる情報量が最大だということです。

仕事の話の他、相手の調子、健康状態等いろいろな情報が収集できるのです。

この情報を踏まえて最善の手を打てます。

ISOという国際規格でもコミュニケーションを非常に重要視しており、

この項の「内部及び外部のコミュニケ―ション」の他に「顧客とのコミュニケーションを良くしてください」という

要求があります。

国際的にもコミュニケーションが必要だと認識されています。

さて、この項の要求事項は

「組織は、次の事項を含む、品質マネジメントシステムに関連する内部及び外部のコミュニケーションを決定しなければならない。

a)コミュニケーションの内容

b)コミュニケーションの実施時期

c)コミュニケーションの対象者

d)コミュニケーションの方法

e)コミュニケーションを行う人」


この項はコミュニケーションを行う具体的な事項まで決めて、きちんとコミュニケーションをとってください。と要求しています。

なくしては、仕事ができません。

こういう話をすると「コミュニケーションがなくてもできる仕事があるよ」という人がいます。

「その仕事は何?」と聞くと「ソフトウェアの開発とかは、PCに向かっていればいいのでコミュニケーションが必要ない」といいます。

こういうことをいう人は、あまり社会を知らない人です。

ソフトウェアの開発はほとんどプロジェクトで行われます。メンバーはその進捗、方向性についてリーダーに報告し、今後の進め方に

ついても情報交換をしなければなりません。

ですから、ソフトウェア開発業務も密にコミュニケーションをとらなければ、納期までに顧客の要求を満たしたソフトはできません。
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2019年07月08日

ISO9001 規格の説明 7.3 認識

ISO9001  7.3 認識 では以下を全社員に認識させなさいという要求事項です。

「組織は、組織の管理下で働く人々が、次の事項に関して認識をもつことを確実にしなければならない。

a)品質方針

b)関連する品質目標

c)パフォーマンスの向上によって得られる便益を含む、品質マネジメントシステムの有効性に対する自らの貢献

d)品質マネジメントシステム要求事項に適合しないことの意味」

何を認識させるかというと

まずa)の品質方針 これは経営者が作る会社の到達目標で、社是、社訓・経営理念でもOKです。

よく会社の社是、社訓・経営理念を朝礼に全社員で唱和をしている会社がありますが、
これが”品質方針を認識させる”ということです。

b)は会社の品質方針を具現化するために、各部門・各階層で”品質目標”を作成しますが、これも社員に認識させないと
日常の業務が何に向かって行っているのかがわからなくなってきます。仕事のベクトルを合わせるためにも必要です。

c)は会社が、自分が意図した成果をだすために、自分はどのようなことが貢献できるかを認識する。ということです。

要は自己の能力(力量)を認識させてください。ということです。自己の力量が自身で足りないと認識すれば、またどこが足りないかを

認識すれば、自身がどのような訓練が必要かがわかります。これで力量を上げてゆくのです。

d)はこのマネジメントシステムのルールを守らなかった場合に想定される結果を認識させてください。ということです。

ルールをまもらない、つまり当たり前のことをきちんとやらないと、当然、不良、クレーム、事故発生のリスクが非常に高まります。

ですから、ルールを守らないと自身がひどい目に合う、ということを認識させれば、抑止効果がでます。

これを認識すると、よほどのことがない限り、ルールを破るという考えは起こらないでしょう。

社会の常識、当たり前のルール(法規制も含めて)、知らなければ破るという意識もなく、ルール違反をするでしょう。

ですから、当たり前のことを十分に社員に認識させる必要があるのです。


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2019年07月07日

ISO9001 規格の説明 7.2 力量

ISO9001  7.2 力量

ここはISOの要求事項の中でも重要な事項です。

まず、力量とは仕事をできる能力を示します。

ISOの基本的考え方として「力量=業務遂行能力のある人に仕事をさせなさい。逆に力量のない人には仕事をまかせてはいけません」があります。

当然ですよね。力量の無い人に仕事を任せたら、不良発生、クレーム発生のリスクはかなり高くなります。

また、ISOの仕組みとは”会社の質を上げる”のが目的です。

では会社の質は何で決まるかというと”社員の質”で決まると考えます。

したがって、”会社の質を上げるためには、社員の質を上げなければならない”ということです。

では、社員の質を上げるにはどうしたらよいか。これは訓練(トレーニング)で上げてくださいということになっています。

このでは、社員の力量を明確にすることが求められています。

力量を訓練によって上げた社員には、何らかの報償が必要になります。これがないと、社員は「頑張っても無駄だな〜」と

思うようになります。

ですからこの力量は「人事評価」と結びつけなければ、真の効果を発揮しません。

よくISOの認証企業で「力量は明確にしています。ただし人事評価制度は別にあります」という話を聞くことがありますが、

これは考え方が違います。力量がある、または増えた社員は人事評価できちんと評価しなければなりません。

規格はこう求めています。

「組織は次の事項を行わなければならない

a)品質マネジメントシステムのパフォーマンス及び有効性に影響を与える業務をその管理下で行う人に必要な力量を明確にする。

b)適切な教育、訓練または経験に基づいて、それらの人々が力量を備えていることを確実にする。

c)該当する場合には、必ず、必要な力量を身に付けるために処置をとり、とった処置の有効性を評価する。

d)力量の証拠として適切な文書化した情報を保持する。」


まず、a)は、会社として、その業務を行う社員には、どんな力量が必要かを明確にしてください。ということです。

この仕事にはこれだけの力量が必要であるというものは、かならずあります。

b)は その社員が受けている教育訓練、および経験を判断の根拠として、社員が、それらの仕事を行える力量をもっていることを

明確にすることです。

c)の該当する場合とは、力量が足りない社員には、必要な力量を身に付ける訓練を行い、それを体得したかを評価しなさい(有効性の評価)

d)は力量の記録を残しなさいと言っています(重要な記録として管理しなさい) 社員一人一人の力量の明確化が必要です。

例えば、いままで、1人分の仕事を行う力量しかなかった社員が、訓練で2人分の仕事をこなせるようになりました。

これは人件費は変わらず、仕事量が2倍になるということです。

私の経験からも、非常に利益のでている会社がありました。

その会社は10年前と社員数は変わらないのですが、仕事量は3倍行っているそうです。

人件費は変わらないのですから、利益は3倍になりますね。

また力量が上がると、会社の製品品質の向上も見られます。

結果としてお客様の評価(顧客満足度)が上がり、会社はいい循環(継続的改善)になっていきます。
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2019年07月05日

ISO9001 規格の説明 7.1.6 組織の知識

ISO9001  7.1.6 組織の知識

「組織は、プロセスの運用に必要な知識、並びに製品及びサービスの適合を達成するために必要な知識を明確にしなければならない。

 この知識を維持し、必要な範囲で利用できる状態にしなければならない。

 変化するニーズ及び傾向に取り組む場合、組織は現在の知識を考慮し、必要な追加の知識及び要求される更新情報を得る方法

 又はそれらにアクセスする方法を決定しなければならない。

a)内部の知識源(例えば知的財産、経験から得た知識、失敗から学んだ教訓及び成功プロジェクト等)

b)外部の知識源(例えば、標準、学界、会議、顧客又は外部の提供者からの知識収集)」


ここでは、業務を遂行する上で必要な知識を明確にし、必要に応じて利用できる状態にしておくことが求められています。

組織の知識源はa)およびb)に該当するものです。

仕事を遂行する上で、なくてはならない知識、それば専門書でもあり、学会誌でもあり、社内固有の手順でもあり、仕様書でもあります。

自社で仕事を行うにあたり、必要な知識は何かを明確にし、いつでも利用できる状態にしておくことです。

この状態を維持しなければ、仕事が滞ってしまいます。

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2019年07月04日

ISO9001 規格の説明 7.1.5 監視及び測定のための資源

ISO9001 規格の説明 7.1.5 監視及び測定のための資源

ここは、監視・測定機器の管理方法についての要求事項です。

「7.1.5.1 一般

要求事項に対する製品及びサービスの適合を検証するために監視または測定を用いる場合、

組織は結果が妥当で信頼ものであることを確実にするために必要な資源を明確にし提供しなければならない。

組織は用意した資源が次の事項を満たすことを確実にしなければならない。

a)実施する特定の種類の監視及び測定活動に対して適切である。

b)その目的に継続して合致することを確実にするために維持されている。

組織は、監視及び測定のための資源が目的と合致している証拠として

適切な文書化した情報を保持しなければならない。」

ここでは、監視・測定活動には、その活動にあった監視・測定機器を使ってください。といっています。

例えば、長さを測るなら、スケール、巻き尺、距離を測るならオートレベル 重さは、秤等です。

これをすぐに使えるように、定期点検、置き場の管理等をしなければなりません。

ここで記録が要求されていますので、測定機器一覧、測定機器台帳の様なものを

作っておけばいいと思います。

「7.1.5.2 測定のトレーサビリティ

測定のトレーサビリティが要求事項となっている場合、又は組織がそれを測定結果の妥当性に信頼を与えるのが

不可欠な要素とみなす場合には、測定機器は、次に事項を満たさなければならない。

a)定められた間隔で又は使用前に、国際計量標準又は国家計量標準に対してトレーサブルである計量標準に照らして校正若しくは検証、

又はそれらの両方を行う。そのような標準が存在しない場合には、校正又は検証に用いたよりどころを、文書化した情報として保持する。

b)それらの状態を明確にするために識別を行う。

c)校正の状態及びそれ以降の測定結果が無効となってしまうような調整、損傷又は劣化から保護する。

測定機器が意図した目的に適していないことが判明した場合、組織は、それまでに測定した結果の妥当性を損なうものであるか否かを明確に

し、必要に応じて、適切な処置をとらなければならない。」

まず、”トレーサビリティ”という言葉ですが、よく”履歴追跡性”と訳されます。

つまり、関連性の後追いが出来るようにしてください。ということです。

ここは、以下の2点に該当する場合は、国際、国家標準を用いた校正または検証をしてください。といっています。

@測定のトレーサビリティが要求事項となっている場合

A測定値の妥当性が保証されなければならない場合

よく行われるのが、外部の校正機関に出して、校正証明書とトレーサビリティ体系図をもらうことですが、

これは必須ではありませんので。あくまでも計量標準に対してトレーサブルに校正または検証ができていればOKです。

また、その測定機器が校正済だとわかるように識別をしてください。

そこを動かしてしまうと校正が無効になるような行為を行わないでください。

測定機器を保護、防護してください。と言っています。

「測定機器が意図した目的に適していないことが判明した場合」とは

測定機器が狂っていた場合のことです。

この場合にはそれまでにその測定機器で測定した結果が妥当であるかを確認し、

必要であれば、正確な測定機器で再測定を行ってください。といっています。

種々の業種では、測定値の妥当性が求められることが多いので、

それに使う測定機器は、定期的に校正しなければなりません。



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2019年07月01日

ISO9001 規格の説明 7.1.4 プロセスの運用に関する環境

ISO9001規格 7.1.4 プロセスの運用に関する環境

「組織は、プロセスの運用に必要な環境、並びに製品及びサービスの適合を達成するために必要な環境を明確にし、提供し、維持しなければ

 ならない」

これは、会社は、社員の方々が安全に、快適に働くことのできる”作業環境”をきちんと提供してください。ということです。

(当然のことながら「労働安全衛生法」を順守することでもあります)

適切な環境は、次のような人的及び物理的要因の組み合わせであり得る。

a)社会的要因(例えば、非差別的、平穏、非対立的)

b)心理的要因(例えば、ストレス軽減、燃え尽き症候群防止、心のケア)

c)物理的要因(例えば、気温、熱、湿度、光、気流、衛生状態、騒音)

上記の要因は、現在の企業で問題になっていることばかりです。

a)は差別的言動、学閥等

b)はモラハラ、パワハラ、セクハラ、長時間残業等

c)は事務所の冷暖房、現場の熱中症、低体温症等

いずれも、この作業環境が社員にとって非常に重要です。
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